なるほど!お菓子事典 〜小さな製菓専門学校〜

製菓理論専門家が軽やかに、そして熱く語ります。

働くママとイクメン。そして低糖質・・・。

最近の我がボンボンシエルにはなぜか小さなお子さんがいらっしゃる方のご来店が続いておりまして・・・

この前は2歳の双子の男の子のママ。

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その次は2歳半の女の子とあともう一週間以内には男の子(一応、多分としときます)が増える予定のイクメン。

リアルイクメンに初めて遭遇しました!ご飯の支度から保育園の送り迎えまでこなしてるそうです。それプラス、ちょっと糖質制限がかかってる妊娠中の奥さんに今注目の低糖質甘味料を使ってガトーショコラ焼いて上げたりもしてるそう・・・すげ〜!!!

「高いっすね〜ああいう甘味料って。」と普通に語るイクメン・・・ (笑)

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前回のふたご君の男の子のパパも実は在宅で仕事をされてるそう、、、だからリアルイクメンとまではいかなくても何かの時にはサポートしてくれるそうです。

働き方の変化が子育ての仕方にも大きく影響しているのを実感しました。

女性も男性も働き盛りの中での子育て、がんばってて素敵でした。

 

 

「低糖質」の話題がでたところでお菓子の糖質を抑えながら作るポイントが紹介された資料がありましたのでまとめておきます。

まず、わかっていてほしいのが‘カロリー制限’と‘糖質制限’はちょっと違うと言う事。

簡単にざっくり言えば

カロリー制限は食べるもの全部を抑えないとね。って事

糖質制限は甘いものや粉ものを気をつけましょうよ。って事。

お菓子はTHE糖質!ですから糖質制限するにはお菓子は食べちゃ駄目となる。

でも食べたいっ!食べさせてあげたい。

いろんな人にお菓子をたのしんでもらうにはどうしたら?ということで

パティシエの皆さんが日々研究工夫をこらしていらっしゃるわけです。

もちろん甘味料メーカーの開発研究もすごいですし。

以前行ったお菓子やベーカリーの展示会でもたくさんの種類の甘味料が会場にあふれていました。

 

 

 

<使うのを制限したり違うもので工夫する必要がある材料>

  • 砂糖はほぼ糖質なので使えません。なので人口甘味料や低糖質甘味料を使う。
  • 小麦粉も約70%糖質なので全く使えない訳ではないけれど、小麦の一部でたんぱく質が多くて糖質を含む量が少ないふすまを使ったり、アーモンドパウダーや大豆粉(代表的なのがきな粉)を使ったりする。
  • チョコレートは既に砂糖で加工されてしまっているものは使えません。カカオマスと人口甘味料や低糖質甘味料を組み合わせて使う。
  • フルーツは糖質が多いので飾り程度の少量しか使えない。

<使うのに制限が無い材料>

  • 牛乳
  • バター
  • 生クリーム(脂肪濃度が高い方が糖質の濃度が低くなる)

 

使うのに制限が無い材料を見るとカロリー制限とは違うと言う事がわかりますね。

 

お子さんに食べさせるものにもかなり気を遣うパパママが増えてお菓子も材料そのものから気にされる方が増えています。だから手作りされると言う方も。

 

ここまでいろんな情報が廻り、お菓子にしても何が良くて、何が悪いという事ではないと私は思っているのですが、例えば、白いお砂糖より茶色いお砂糖の方がいいみたいな捉え方をされる方がいらっしゃるのも事実。(それはそれでひとつの考え方です。)

 

ただ自分の意思で自分に合った選択が出来る強さをこれからの人は持つべきなのではと思います。